経団連がルールを示す今の形としては、最後となる大学生の就職活動=就活が1日から本格的に始まります。ただ、来年春に卒業する大学生のうち、内定を得た割合はすでに5%に上っていて、就活の前倒しが進んでいます。
来年春に卒業する大学生の就職活動は、企業による説明会の開始時期を大学3年の3月以降と定めた経団連のルールに沿って、大企業を中心に1日から本格的に始まります。
このうち、千葉市の幕張メッセで開かれる合同企業説明会には、およそ640社が参加し、1日、一日で1万3000人の来場が見込まれているということです。
人手不足などを背景に企業側の採用意欲は強く、ことしも学生優位の「売り手市場」が続く見通しです。
こうした中、人材サービス大手「リクルートキャリア」の調査では、先月1日の時点ですでに内定を得たという学生の割合が5.8%と、去年の同じ時期に比べて1.3ポイント高くなりました。
経団連がルールを示す今の形は今回が最後で、来年については政府が主導して同じ日程が維持されましたが、実態としては就職活動の前倒しが一段と進む形となっています。
-- NHK NEWS WEB