リカちゃん人形などのヒット商品で知られる玩具メーカー「タカラ」の創業者、佐藤安太氏が先月、老衰のため亡くなりました。94歳でした。
日本玩具文化財団によりますと、佐藤氏は現在の福島県いわき市の出身で、昭和28年、タカラの前身となる会社を設立しました。
昭和42年に社名をタカラに変更し、「リカちゃん」人形や「人生ゲーム」、それに「チョロQ」と呼ばれるミニカーなどのヒット商品を次々に生み出しました。
タカラを退任したあとは、86歳の時に山形大学で工学博士号を取得し、客員教授として学生や後進となる企業経営者の育成に力を尽くしました。
財団によりますと、佐藤さんはこのところ体調を崩し、先月26日、老衰のため千葉県内で亡くなったということです。
葬儀は親族のみで執り行い、後日、財団が主催するお別れの会が開かれます。
-- NHK NEWS WEB