ソフトバンクグループは、中国で急成長している中古車売買の仲介会社に15億ドル(日本円で1600億円余り)を出資することを決めました。
ソフトバンクグループが設立した「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が出資することで合意したのは、中国の「車好多」グループです。出資額は15億ドル(日本円で1600億円余り)に上ります。
この会社は、中国で車の販売店などを600店以上を展開しているほか、4年前から始めたAI=人工知能を使って個人間の中古車の売買を仲介するスマートフォンアプリの運営で急成長しています。
中国では去年、新車の販売台数が28年ぶりに前年を下回る一方、中古車市場は、個人間の取り引きを仲介するスマホアプリを中心に急速に拡大していています。
ソフトバンクとしては、AIを駆使した中古車売買のプラットフォームにいち早く出資することで、中国の中古車市場の成長を取り込むねらいがあります。
-- NHK NEWS WEB