高い経済成長が続いているミャンマーで、外国の保険会社の参入が認められることになり、日本の生命保険各社が相次いで手続きを進めています。
高い経済成長が続き、「アジア最後のフロンティア」とも呼ばれるミャンマーでは、ことし1月、金融当局が規制を緩和して、外国の保険会社の参入を認める方針を示しました。
これを受けて「第一生命」は、単独でミャンマー進出を目指すことを決め、今月1日までに審査に必要な提案書を提出しました。単独での進出が認められない場合でも、現地の会社と組んで参入を目指す考えです。
また、「日本生命」や、外国の生命保険会社として最も早く、7年前にミャンマーに事務所を設けていた「太陽生命」も、現地の保険会社と合弁会社をつくって進出する方針を固め、手続きに入りました。早ければことしの夏以降、会社を設立して業務を始めたい考えです。
人口が5000万を超えるミャンマーは、生命保険市場がほとんど手つかずの状態とされています。
日本の保険会社としては、顧客を増やすだけでなく、契約者から集めた保険料を都市開発などの長期のインフラ投資に振り向けることで、ミャンマー経済を発展させる役割も果たしたい考えです。
-- NHK NEWS WEB