人手不足が深刻化する中、流通大手「イオン」の子会社の「マックスバリュ西日本」は、中国地方や兵庫県などで運営するスーパーについて24時間営業を取りやめることになりました。
広島市南区に本社がある「マックスバリュ西日本」は、中国地方や四国地方それに兵庫県でスーパーの「マックスバリュ」と「ザ・ビッグ」の合わせて182店舗を運営しています。
このうち25の店舗で24時間営業を行っていますが、人手不足の影響で十分な接客サービスが難しくなっているなどとして、今月21日から24時間営業を取りやめます。
このほかにも多くの店で早朝や深夜に営業していますが、一部を除き、「マックスバリュ」は午前9時から午後10時まで、「ザ・ビッグ」は午前9時から午後9時までに営業時間を短縮するということです。
マックスバリュ西日本は「深夜の時間帯は、陳列作業を行いながらレジの対応を行っていたのでご不便をおかけしていたが、営業時間を見直すことで人員を集中して投入し、サービスを向上させたい」とコメントしています。
24時間営業をめぐっては、店舗のオーナーが営業時間の見直しを求める中、コンビニ大手の「セブン‐イレブン・ジャパン」が営業時間を短縮する実験を始めることにしていて、人手不足の影響が広がっています。
-- NHK NEWS WEB