「青汁王子」のニックネームでテレビ番組などに出演していた、通信販売会社の29歳の社長が、法人税と消費税合わせて約1億8000万円を脱税したとして、東京地検特捜部に起訴されました。調べに対し、起訴された内容を認めているということです。
起訴されたのは、東京 渋谷区の通信販売会社「メディアハーツ」の社長三崎優太被告(29)ら2人です。
東京地検特捜部によりますと、三崎社長は、平成26年10月からおととし9月までの間に、架空の広告宣伝費を計上するなどして、法人税約1億4000万円と消費税約4000万円を脱税した罪に問われています。
三崎社長は、高校中退後に18歳で会社を起業し、若い女性をターゲットにした「すっきりフルーツ青汁」などの健康食品を通信販売でヒットさせ、「青汁王子」のニックネームで、民放やインターネットの番組にも出演していました。
民間の信用調査会社によりますと、おととしの会社の売り上げは120億円余りに上っていて、特捜部は先月、三崎社長らを逮捕し、東京国税局とともに詳しい資金の流れを調べていました。
関係者によりますと、三崎社長は逮捕前の任意の調べに対しては、「広告宣伝費は架空ではない」などと容疑を否認していましたが、その後は起訴された内容を認めているということです。
-- NHK NEWS WEB