5日、千葉市に住む80代の女性が息子を装った男から「会社の大事な書類をなくした。お金を用意できないか」などと電話で言われ、いわゆるタンス預金として自宅に保管していた現金1350万円をだまし取られました。警察が詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、5日、千葉市若葉区に住む80代の女性の自宅に、息子を装った男や遺失物センターの職員を名乗る男から相次いで電話があり、「会社の書類が入った大事なかばんをなくした。かばんは見つかったが、手形が含まれた会社の書類がなくなった。上司が工面してくれているが、少しお金を用意できないか」などと言われました。
女性はこの話を信じて、タンス預金として自宅に保管していた現金1350万円を、息子の同僚を名乗る女に渡してしまったということです。
その後、不審に思った女性が実際の息子に電話をかけてだまされたことに気付いたということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、電話でお金を要求されたら詐欺を疑って警察に通報するよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB