来年のアメリカ大統領選挙への立候補が取り沙汰されていた民主党のヒラリー・クリントン元国務長官は、選挙に立候補しない考えを明らかにしました。
ヒラリー・クリントン元国務長官は地元ニューヨークのテレビ局のインタビューで「私は立候補はしないが自分の信じることのために行動し発言していく」と述べ、来年、2020年のアメリカ大統領選挙に立候補しない考えを明らかにしました。
クリントン氏は前回、2016年の大統領選挙で民主党の候補としてトランプ氏と激しく争い敗れましたが、その知名度と実績から来年の大統領選挙への立候補を期待する声もあり、その動向が注目されていました。
これについてトランプ大統領は5日、ツイッターに「いんちきヒラリーは2020年の大統領選挙に立候補しないと認めた。なんてこった。彼女と再び戦えないってことかい?本当に残念だ」と嫌みたっぷりに書き込みました。
また同じく大統領選挙への立候補がうわさされていた前のニューヨーク市長で、世界的な金融情報会社の創設者、マイケル・ブルームバーグ氏も5日、声明を発表し、選挙に立候補しないと表明しました。
来年の大統領選挙に向けた野党・民主党の候補者選びをめぐっては多数の上院議員や閣僚経験者が立候補を表明し、混戦もようとなっていますが、いずれも決め手に欠くという指摘も出ています。
-- NHK NEWS WEB