去年、東京 渋谷区の住宅で、当時28歳の女性が死亡しているのが見つかり、警視庁が捜査を進めたところ、一緒にいた69歳の会社役員の男が多量の覚醒剤を女性に摂取させ、死亡させたとして、殺人などの疑いで逮捕しました。調べに対し容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、東京 渋谷区神泉町の会社役員、石原信明容疑者(69)です。
警視庁によりますと、去年7月22日、石原容疑者の自宅で板橋区に住む五十嵐友理さん(当時28)が死亡しているのが見つかり、一緒にいた石原容疑者が五十嵐さんに多量の覚醒剤を摂取させ、急性覚醒剤中毒で死亡させたとして、殺人などの疑いが持たれています。
石原容疑者は、平成28年の冬ごろに会員制の交流クラブを通じて五十嵐さんと知り合ったとみられ、捜査関係者によりますと、五十嵐さんの体からは致死量を超える多量の覚醒剤の成分が検出されたということです。
警視庁は、覚醒剤をどのように摂取させたのかや、五十嵐さんが死亡した詳しいいきさつを調べています。
警視庁の調べに対し「覚醒剤を摂取させたなどということは事実ではない」と供述し、容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB