東京 渋谷区の住宅で、当時28歳の女性に多量の覚醒剤を摂取させて殺害したとして、69歳の男が逮捕された事件で、女性の胃からは覚醒剤の成分とともにアルコールが検出されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警視庁は男が酒に覚醒剤を混ぜて飲ませた疑いもあるとみて捜査しています。
東京 渋谷区神泉町の会社役員、石原信明容疑者（69）は去年７月、自宅で板橋区に住む五十嵐友理さん（当時28歳）に多量の覚醒剤を摂取させて死亡させたとして６日、殺人などの疑いで逮捕されました。
これまでの調べで、女性の体内からは致死量を超える多量の覚醒剤の成分が検出されていますが、その後の調べで、女性の胃からは覚醒剤の成分とともにアルコールが検出されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
また逮捕前に行われた任意の調べに対して「女性とは自宅で一緒に酒を飲んだ。起きたら動かなくなっていた」と説明していたということです。
警視庁は石原容疑者が酒に覚醒剤を混ぜて女性に飲ませた疑いもあるとみて捜査しています。
調べに対し「覚醒剤を摂取させたなどということは事実ではない」と容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB
