テニスの錦織圭選手が、アメリカで開幕する四大大会に次ぐ格付けのツアー大会を前に、NHKのインタビューに応じ、「自分にとってすごく大事な大会で、100%のプレーが出せれば、優勝のチャンスもあると思う」と意気込みを語りました。
7日にアメリカ カリフォルニア州のインディアンウェルズで開幕する大会には、世界ランキング1位、セルビアのノバク・ジョコビッチ選手など有力選手が出場します。
大会は四大大会に次ぐ格付けのマスターズ大会で、世界7位の錦織選手は今シーズン、マスターズ大会で優勝することを目標の1つに掲げています。
6日は、大会の開幕を前にNHKの単独インタビューに応じました。
錦織選手は「アメリカで行われるハードコートの大会という自分の好きな環境なので、いい結果を残したい。直後のマイアミでの大会を含めて、この2つのマスターズ大会は自分にとってすごく大事な大会だ」と話しました。
そして「年を重ねるごとに結果を出したい気持ちが少しずつ上がっているのかもしれない。リラックスしながらも強い気持ちを持ち、自分のプレーが100%出せれば優勝のチャンスもある」と話しました。
錦織選手は、マスターズ大会としてはおよそ6年半ぶりにダブルスに出場しますが、その理由について、苦戦した経験のあるメーカーのボールが使われることに触れ「ボールに慣れておきたいというのがいちばんある。会場の環境も他の大会よりボールが飛ぶ感じがある。ここの感覚に慣れることは簡単ではないので、ダブルスでの試合の感覚をシングルスにも生かせるようにしたい」と話しました。
またツアーをめぐる中で、最近復活させたリフレッシュ法について明かし「手首のけがでなかなかできなかったが、2~3年ぶりにリフレッシュを兼ねて友人とゴルフを始めた。ブランクがあったわりには悪くないスコアだった」と笑顔を見せました。
錦織選手は第6シードで大会に臨み、2回戦から登場します。
-- NHK NEWS WEB