日本を訪れる外国人観光客を増やそうと世界各国にある日本の在外公館も誘致活動に力を入れています。このうちウクライナにある日本大使館は、その実力と容姿で人気の高い女子柔道のダリア・ビロディド選手を観光親善大使に任命し、日本の魅力を発信してもらうことになりました。
ウクライナにある日本大使館は7日、日本の魅力をPRする催しを大使公邸で開き、地元の政治家や旅行会社の関係者などおよそ80人が出席しました。
この中で、倉井高志大使は「ウクライナと同じように美しい、日本というおもてなしの国があることを皆さんにも知ってほしい」とあいさつし、ダリア・ビロディド選手に観光親善大使に任命する委任状を手渡しました。
ビロディド選手は現在18歳。去年、柔道の世界選手権女子48キロ級で史上最年少で優勝し、その実力と容姿でウクライナはもちろん日本でも人気が高まっています。
東京オリンピックを目指すビロディド選手は試合などで日本を訪れる機会が多いことから、日本大使館はそうした機会を利用して日本の魅力をウクライナの人たちに発信してもらおうと考えています。
ビロディド選手は「観光親善大使になったことは大変名誉なことでうれしい。日本人のやさしい人柄や日本の文化が大好きです」と話し、PR活動への意欲を示していました。
-- NHK NEWS WEB