去年10月から12月までのGDP=国内総生産の改定値は、最新の統計データを反映した結果、企業の設備投資が増加し、年率に換算した実質の伸び率がプラス1.9%と、先月の速報段階から上方修正されました。
内閣府の発表によりますと、去年10月から12月までのGDP=国内総生産の改定値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてプラス0.5%でした。
年率に換算するとプラス1.9%で、先月の速報段階の年率プラス1.4%から上方修正されました。
これは新たに発表された統計データを反映した結果、「企業の設備投資」が情報通信関連の製造業や不動産業などを中心に増加し、速報値のプラス2.4%からプラス2.7%に伸びたことが主な要因です。
GDPの伸び率がプラスになるのは2期ぶりです。
内閣府では「中国経済の減速で中国向けの輸出が弱含んでいることなどには注意が必要で、中国経済の先行きや海外経済の動向などのリスク要因を注視していきたい」としています。
-- NHK NEWS WEB