7日のニューヨーク株式市場は、ユーロ経済圏のことしの成長率見通しが大幅に下方修正されたことで世界経済の先行きに対する不安が強まり、ダウ平均株価は4日連続で値下がりしました。
7日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて200ドル23セント安い、2万5473ドル23セントでした。
ダウ平均株価は、これで4日連続の値下がりです。
この日は、ユーロ経済圏の金融政策をになうヨーロッパ中央銀行が、ことしのユーロ圏の成長率の見通しを、これまでの1.7%から1.1%に大幅に下方修正したことから、市場では、世界経済の先行きに対する不安が強まり、売り注文が広がりました。
このため、ダウ平均株価は、一時、前日に比べ320ドル値下がりする場面もありました。
市場関係者は「今週は、取り引き材料に乏しい中で、ユーロ圏の成長率の下方修正はマイナスのサプライズとなり、売りにつながった。8日にはアメリカの雇用統計も控えており、慎重な取り引きが続いている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB