8日のアジアの株式市場は、世界経済の先行きへの懸念から売り注文が広がる展開となり、香港や韓国など各地で株価は値下がりしました。
8日のアジアの株式市場は、7日、ユーロ経済圏のことしの成長率見通しが下方修正されたことに加えて、8日発表された中国の貿易統計で輸出が不調だったことから、各地で売り注文が広がる展開となりました。
各地の代表的な株価指数の終値は7日と比べて、香港がおよそ1.9%、韓国がおよそ1.3%、シンガポールがおよそ1%、台湾がおよそ0.6%などと、軒並み値下がりしました。
市場関係者は、「ヨーロッパ経済の先行きへの警戒感から各地の市場で売り注文が先行していたうえ、午後に発表された中国の貿易統計の結果が市場の予想を下回り、投資家の間で世界経済の先行きへの懸念がさらに広がる形となった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB