韓国の去年1年間のGDP=国内総生産の伸び率は、設備投資の減少や消費の低迷などから、おととしに比べて2.7%のプラスとなり、6年にわたって2%から3%台の伸び率にとどまる韓国経済について、韓国メディアは低成長のトンネルに突入したと伝えています。
韓国の中央銀行、韓国銀行が25日発表した、去年1年間のGDPの伸び率の速報値は、おととしに比べてプラス2.7%となりました。
主な項目では、不動産市場が好調だったため、「建設投資」がプラス11%と伸びた一方、「企業の設備投資」がマイナス2.4%と落ち込んだほか、GDPのおよそ4割を占める「個人消費」もプラス2.4%と低迷しました。
一方、去年10月から12月までの3か月間のGDPの伸び率は、0.4%のプラスと、5四半期連続で0%台となりました。
韓国のGDPの伸び率は6年にわたって2%から3%台となっていて、韓国メディアは、去年は経済全体に影響を与えるような大きな出来事がなかったにもかかわらず、2%台の成長にとどまったとして、韓国経済は低成長のトンネルに突入したと伝えています。
-- NHK NEWS WEB