東京オリンピックの代表選考レース、MGC=マラソングランドチャンピオンシップの出場権をかけた名古屋ウィメンズマラソンが行われ、すでにMGCの出場権を持つ岩出玲亜選手が日本選手最高の5位に入り、ベテランの福士加代子選手ら5人が新たにMGCの出場権を獲得しました。
名古屋ウィメンズマラソンは、ことし9月に行われるMGCの出場権をかけた女子の国内最後の対象レースで、名古屋市のナゴヤドームをスタートとフィニッシュとして行われました。
リオデジャネイロオリンピック代表の福士選手などMGCの出場権をねらう選手や、すでにMGCの出場権を持つ岩出選手など複数の日本選手が先頭集団でレースを進めました。
ペースメーカーが外れた30キロすぎに外国選手がペースを上げる中、日本選手も粘りの走りで前を追い、日本選手のトップ争いは福士選手、岩出選手それに上原美幸選手の3人に絞られました。
そして40キロすぎに岩出選手が一気にペースを上げて自己ベストとなる2時間23分52秒の好タイムで日本選手トップの5位に入り、MGCに向けて弾みをつけました。
福士選手は1月のマラソンで転倒して棄権したあと1か月余りの短い期間で立て直し、2時間24分9秒のタイムで8位に入りMGCの出場権を獲得しました。
このほか9位の上原選手、10位の前田彩里選手、11位の谷本観月選手、12位の池満綾乃選手もMGCの出場権を獲得しました。
優勝は2時間22分25秒の好タイムをマークしたナミビアのヘラリア・ジョハネス選手でした。
-- NHK NEWS WEB