アフリカ北東部のエチオピアで10日、首都アディスアベバの空港から乗客・乗員150人余りを乗せて隣国ケニアに向かった旅客機が、離陸直後に墜落しました。エチオピア政府は死者が出ているとして救助活動を急いでいます。
エチオピア航空によりますと、10日午前8時半すぎ(日本時間10日午後2時半すぎ)、首都アディスアベバからケニアの首都ナイロビに向かった旅客機が、離陸から6分後に連絡が途絶え、アディスアベバの近郊に墜落したということです。
旅客機はボーイング737型機で、乗客149人、乗員8人が乗っていたとみられるということです。
エチオピアの首相府は死者が出ているとし、「政府と国民を代表して犠牲者の家族に哀悼の意を表す」との声明を発表しました。
旅客機が墜落したのはアディスアベバから60キロほど離れた場所で、現地では救助活動が行われています。
外務省の海外邦人安全課は「エチオピアの日本大使館を通じて乗客に日本人がいないか確認をしている」としています。
エチオピア航空は政府が出資する国営企業で、アフリカを代表する航空会社として路線を増やしていて、アディスアベバの空港はアフリカのハブ空港として拡張工事が進められています。
-- NHK NEWS WEB