NTT東日本は子ども向けに公衆電話の使い方を教えるホームページを開設しました。公衆電話を使ったことがない小学生が8割近くに上るという調査結果を受けたもので、災害時に有効な通信手段だと知ってもらうねらいがあります。
NTT東日本が開設したホームページでは、動画やクイズで公衆電話のかけ方を学んだり、設置してある場所が分かるようになっています。
今後はVR=仮想現実で公衆電話を探して、かける体験ができるようにするということです。
会社が行った小学生の子どもを持つ親を対象にしたアンケート調査では、「子どもが公衆電話を知らない」「知っているが使ったことはない」と答えた割合が合わせて77%に上りました。
しかし公衆電話は「災害時優先電話」として大規模な地震や停電などの際にもつながりやすくなっていて、東日本大震災の直後にも携帯電話がつながりにくくなる中、有効な通信手段として活用されました。
NTT東日本公衆電話サービス担当の島村英莉さんは「ふだんから公衆電話を使ってみたり、緊急の連絡先を確認したりして、いざという時に備えてほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB