全国の主な外食チェーンの去年1年間の売り上げは、消費者の節約志向を背景に比較的、低価格のファストフードの売り上げが伸びたことなどから前の年を2.8%上回り、2年連続で増加しました。
外食企業の業界団体「日本フードサービス協会」のまとめによりますと、主な外食チェーンの去年1年間の売り上げは前の年を2.8%上回り、2年連続で増加しました。
これは、消費者の節約志向を背景に比較的、低価格のファストフードが6%増えて全体をけん引したほか、ファミリーレストランも0.4%増えたことなどが主な要因です。一方、パブ・居酒屋は、飲み会需要の伸び悩みで7.2%の減少とふるいませんでした。
また、先月・12月の売り上げは、クリスマスキャンペーンなどで売り上げを伸ばしたファストフードが好調で、3.3%の増加と4か月連続で前年を上回りました。
日本フードサービス協会は「ファストフードだけでなく、足元では、ファミリーレストランでもクリスマス向けの持ち帰り商品が伸びるなど、消費に明るさも見えて来た」と話しています。
-- NHK NEWS WEB