世界中からおよそ40万人が集まる最先端技術や映画などの祭典がアメリカで開かれていて、中高生向けにコンピューターのプログラミング教育に取り組む日本のスタートアップ企業などが注目されています。
南部テキサス州オースティンで開催されているSXSWは、音楽や映画、スタートアップ企業の関係者など、およそ40万人が世界中から集まる祭典です。
今回は、経済産業省などが認定した日本の新興企業6社が「Jースタートアップ」として初めて出展しています。このうち、中高生のためのプログラミング教育を手がけるライフイズテックは、アメリカの娯楽大手、ウォルト・ディズニーと提携し、ゲーム感覚で楽しめるプログラミング教育を紹介しました。
ライフイズテックの宮川聡さんは、「地域や先生によってはプログラミングを学習できない人もいるのでオンライン教育で世界の地域間格差を解消したい」と話していました。
また、山形県鶴岡市のスパイバーは、クモの糸の遺伝子をもとに開発した合成的な繊維を紹介し、強度と伸縮性にすぐれ、幅広い製品に応用できると説明していました。
スパイバーのダニエル・マイヤーさんは「自動車部品やアパレルというのが主な市場で特に重要なアメリカで早いタイミングでコネクションをつくりたいと思って参加した」と話していました。
-- NHK NEWS WEB