高齢化に伴う「買い物弱者」などの解決につなげようと、自動で動くロボットがコンビニの商品を配達する実験が神奈川県の大学で行われました。
これは大手コンビニチェーンの「ローソン」と自動運転技術を開発するベンチャー企業の「ZMP」などが行いました。
実験は大学内で行われ、利用者がスマートフォンの専用のアプリを使って商品を注文すると、高さ、幅などが1メートルに満たない箱型のロボットが、仮設の店舗から商品を届けます。
センサーやカメラが周りの状況を認識しているということで、人が近づくと自動的に停止するほか、人とすれ違った際には音声であいさつもしてくれます。
両社では、こうしたロボットで高齢化に伴う買い物弱者やドライバーの人手不足といった課題の解決につなげたい考えです。
また公道を移動できるよう国に対して法整備を働きかけていくことにしています。
ローソンの牧野国嗣オープン・イノベーションセンター長は「時間がなかったり、体が不自由で店に行けなかったりするなど、さまざまなニーズに応えるため、実用化を進めていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB