レッサーパンダの「風太」などを飼育している千葉市の動物園が低迷している入園者の回復を目指して初めて行った園長の公募で、400人を超える応募の中から大手電機メーカー出身の56歳の男性が新しい園長に選ばれました。
後ろ足で立ち上がる姿が話題になったレッサーパンダの「風太」などを飼育していることで知られる千葉市動物公園では、低迷している入園者の回復を目指して、全国でも珍しい園長の公募を行いました。
動物園での勤務経験を問わなかったことで全国から442人の応募があり、千葉市が書類と面接で選考を行った結果、大手電機メーカーでパソコン事業の営業などに長年携わった千葉市の鏑木一誠さん(56)が新しい園長に決まりました。
新規事業を立ち上げた鏑木さんの実績やコミュニケーション能力の高さが評価されたということです。
鏑木さんは現在務めている企業を今月中に退職して来月から園長に就任する予定で、「動物公園の新たな価値の創造に携われることを大変光栄に思います」とコメントしています。
発表を行った熊谷市長は「より多くの人に愛してもらえる動物公園になるよう職員と一緒に頑張ってもらいたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB