25日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が掲げるインフラ投資など景気刺激策への期待感から買い注文が広がり、ダウ平均株価は初めて2万ドルの大台を突破して最高値を更新しました。
25日のニューヨーク株式市場は、前日にトランプ大統領が原油のパイプラインの建設計画を推進する文書に署名したことや、アメリカ議会の有力者、ライアン下院議長がインフラ投資に前向きな姿勢を示したことから、景気刺激策が実行されることへの期待感が広がりました。
このため幅広い銘柄に買い注文が集まり、ダウ平均株価は取り引き時間中の最高値を更新し、初めて2万ドルを突破しました。
市場関係者は「トランプ大統領の就任演説では政策の具体策に言及がなく、投資家は不安を感じたが、その後はやつぎばやに大統領令を連発しているため、実行力に期待が広がった。また、議会の重鎮が協力的な姿勢を示したことも先行きに楽観的な見方につながっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB