1964年の東京オリンピック以来、半世紀にわたって会場から羽織はかま姿で選手を応援し続け、「オリンピックおじさん」の愛称で親しまれてきた富山県出身の山田直稔さんが今月9日、東京都内の病院で心不全のため亡くなりました。92歳でした。
富山県南砺市出身で、東京で会社を経営する山田さんは1964年の東京オリンピック以来、1度も欠かすことなく夏の大会の会場を訪れ羽織はかま姿で選手を応援し続け、「オリンピックおじさん」の愛称で親しまれてきました。
また来年の東京オリンピック・パラリンピックの機運を盛り上げようと、3年前から南砺市の道の駅で山田さんが撮りためた写真や記念品などおよそ200点を紹介する企画展を開くなど、PR活動にも取り組んできました。
会社によりますと、山田さんは来年に迫った東京オリンピックの観戦を楽しみにしていたということですが、ことし2月に体調を崩し東京都内の病院に入院し今月9日に心不全のため亡くなったということです。92歳でした。
葬儀は今月15日に親族で執り行ったということで、来月16日に東京でお別れの会が開かれるということです。
-- NHK NEWS WEB