大学のイベントサークルのトップやナンバー2の男ら3人がサークルを辞めようとした学生に30万円余りを支払うよう脅し、契約書を書かせたとして、恐喝の疑いで逮捕されました。警視庁はサークル内で同様の行為を繰り返していたとみて調べています。3人は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、大学のイベントサークル「TL」のトップで会長の自称、会社経営、村尾翼容疑者(26)や、ナンバー2の代表で当時、大学生だった本島宙幸容疑者(23)ら3人です。
警視庁によりますと、3年前に東京港区赤坂にあった事務所で「TL」の関連サークルを辞めようとした当時21歳の女子大学生に対し、サークルを辞める際の罰金などという理由で30万円余りを支払うよう脅し、契約書を書かせた恐喝の疑いが持たれています。
これらのサークルでは、メンバーに月に数万円程度を支払うようノルマを課し、払えずに辞めたメンバーには金銭の取り立てを執ように行っていたとみられ、これまでに村尾容疑者を含む幹部メンバー5人が恐喝未遂や傷害などの罪で起訴されています。
調べに対し、3人はいずれも「無理やり脅迫して契約書を書かせていない」と容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB