来年のアメリカ大統領選挙への立候補を表明した野党 民主党のオルーク前下院議員の陣営は、立候補表明から一日で、ほかの候補を上回るおよそ6億8000万円の献金を集めたと発表し、アメリカのメディアは、去年の中間選挙で草の根の運動を展開したオルーク氏への支持は健在のようだなどと伝えています。
来年、2020年のアメリカ大統領選挙で政権奪還を目指す野党 民主党では、これまでに10人を超える議員らが立候補を表明しています。
このうち「オバマ前大統領の再来」とも言われる若手のホープの1人、オルーク前下院議員の陣営は、14日の立候補表明から一日で、インターネットを通じて610万ドル(およそ6億8000万円)の献金を集めたと発表しました。
陣営は、献金はすべての州からあり、企業や政治資金団体ではなく草の根の運動によるもので、立候補表明から一日の調達額としては、590万ドルを集めたサンダース氏を上回り、今回の選挙で最も多い額だとしています。
ただ、何人から献金を受けたのかなど詳細は明らかにしていません。
オルーク氏は去年の中間選挙でも草の根の選挙運動を展開し、上院議員選挙で史上最高のおよそ80億円の選挙資金を集め、注目されました。
アメリカのメディアは、献金額はオルーク氏への期待の表れで支持は健在のようだ、などと伝え、民主党内の候補者指名争いは早くも熱を帯びてきています。
-- NHK NEWS WEB