2020年東京オリンピックの聖火リレーで使われるトーチが発表され、日本を代表する花、桜をモチーフにしたデザインになりました。
東京オリンピックの聖火リレーのスタートとなる来年3月26日までおよそ1年となる中、大会組織委員会は20日、聖火を運ぶトーチを発表しました。
トーチは長さ71センチ、重さおよそ1.2キロで、日本を代表する花、桜がモチーフになっているのが特徴です。トーチの上部は5つに分かれ、上から見ると桜の花びらの形になっていて、5つに分かれていた炎が頂点で1つに集まるように作られています。
色も桜を意識し、ピンクとゴールドの中間のような色合いで、組織委員会は「桜ゴールド」と名付けました。また素材はアルミを使い、およそ30%分は、復興や持続可能な社会の実現につなげようと、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の仮設住宅の廃材から再生したアルミを活用しています。
デザインを担当したのは、現代美術などの分野で世界的に活躍するデザイナーの吉岡徳仁さんで、国内のアルミ製品やバーナーなどのメーカーと協力して製造に当たりました。
2020年東京オリンピックの聖火リレーは、来年3月26日に福島県のJヴィレッジから始まり、来年7月24日、新国立競技場で行われる開会式までに121日間をかけて47都道府県すべてを回ります。
-- NHK NEWS WEB