大手住宅設備メーカー「LIXILグループ」のトップ交代をめぐり、イギリスの投資運用会社など複数の株主が「手続きが不適切だった」などとして現在の潮田洋一郎CEOらの解任を求め、臨時株主総会を開くよう会社側に提案しました。
LIXILは去年10月、別の会社から招いたいわゆる「プロ経営者」の社長が退任し、創業家出身の潮田氏が会長兼CEOに就く人事を発表しました。
イギリスの投資運用会社「マラソン・アセット・マネジメント」などLIXILの複数の株主は、潮田氏がプロ経営者の社長が辞任の意向を持っているかのような誤解を招く発言をするなど、手続きが不適切だったと主張しています。
そして、潮田氏と山梨広一COOの2人の解任を求めて、臨時の株主総会を開くよう提案する文書を会社に送ったと発表しました。
発表では、この株主提案についてLIXILの一部の取締役も賛同しているとしています。
LIXILグループは「書面が届いておらずコメントできない。届き次第適切に対応したい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB