人手不足などを背景にコンビニの24時間営業の在り方が課題となる中、最大手のセブン‐イレブンは営業時間を短縮する実験を始めました。
セブン‐イレブン・ジャパンが営業時間を短縮する実験を始めたのは、全国10の直営店です。
このうち、東京 足立区の店舗は、朝5時から午前1時までの営業となり、閉店時間が来ると、看板の照明が消され、ドアには鍵がかけられました。
その後も店内では従業員が清掃などを行い、朝5時の営業開始に向けた準備を進めていました。
会社では少なくとも数か月間は実験を続け、利用客の反応や売り上げの変化のほか、商品の配送や従業員の業務などにどういった影響があるのかを検証するとしています。
実験では、これ以外にも営業時間を朝7時から夜11時、朝6時から夜中の0時の合わせて3つのパターンに分けて試すということで、今後、フランチャイズの店舗も対象に加えることにしています。
セブン‐イレブン・ジャパンの飯沼一丈執行役員は「24時間営業の原則は、今後も変わらないが、人手不足や働き方改革など社会の環境変化もあるので実験を行う。物流や店舗運営にどのような課題がでるのかしっかり検証したい」と話していました。
大手コンビニ各社は原則24時間営業を掲げていますが、一部の加盟店のオーナーから人手不足などを理由に営業時間を短縮できるよう求める声も出ていて、実験の結果が注目されます。
-- NHK NEWS WEB