去年10月、愛知県知立市のパチンコ店の駐車場で、この店に景品を卸している会社の社員が襲われ現金3000万円が奪われた事件で、警察は、名古屋市の職員の男ら2人を強盗傷害の疑いで逮捕しました。このうち、市の職員は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、いずれも名古屋市守山区に住む、名古屋市交通局の職員、夏山光生容疑者(36)と会社員の伊藤琢也容疑者(36)です。
警察によりますと、2人は、去年10月、愛知県知立市上重原町のパチンコ店、「メガコンコルド1020刈谷知立店」の駐車場で、この店に景品を卸している会社の男性社員に体当たりし、現金3000万円が入ったバッグを奪ったとして、強盗傷害の疑いがもたれています。
店の防犯カメラには、直前に周囲の様子をうかがう男が写っていて、警察は、納入した景品の代金を回収に来た社員を待ち伏せていたとみて捜査を進めていました。
警察の調べに対し、夏山容疑者は「わかりません」と容疑を否認し、伊藤容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は、代金の回収日などを知ったうえで計画的に事件を起こしたとみて、いきさつを調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB