アメリカの老舗ジーンズメーカーで、日本でも人気の「リーバイ・ストラウス」が21日、ニューヨーク証券取引所に上場し、初日は、取引所内で働く多くの人がジーンズやデニムのジャケットを着て、カジュアルな雰囲気で取り引きが行われました。
「リーバイス」ブランドで知られる「リーバイ・ストラウス」は、34年ぶりの上場になり、株価は売り出し価格に比べて30%以上高値で取り引きされ、好調な滑り出しとなりました。
ニューヨーク証券取引所では、この日、仲介などをするブローカーやスペシャリストと呼ばれるいわゆる「場立ち」の多くが、ジーンズや、デニム地のジャケットを着ていました。
ニューヨーク証券取引所ではふだんは、こうした服装を認めていませんが、上場を祝って、この日ばかりはカジュアルな雰囲気で取り引きが行われました。
リーバイスのジーンズは、19世紀半ば、アメリカ西海岸でゴールドラッシュのさなかに鉱山で働く人が好んで着たのが始まりで、現在は110を超える国と地域で販売されています。
新規の上場は、現在、配車サービスの「リフト」がナスダックへの上場手続きを進めており、市場の活性化に向け、消費者になじみのある企業の上場に期待が高まっています。
-- NHK NEWS WEB