去年、愛知県知立市のパチンコ店の駐車場で現金3000万円が奪われた事件で、逮捕された名古屋市の職員は市営地下鉄の車掌を務め、事件当日、休暇の取得を申し出ていたことがわかりました。
去年10月、知立市上重原町のパチンコ店の駐車場で、納入した景品の代金を取りに来た男性が男に体当たりされ、現金3000万円が入ったバッグを奪われました。
この事件で、警察は、名古屋市交通局の職員、夏山光生容疑者(36)と、電気設備会社の社員、伊藤琢也容疑者(36)を強盗傷害の疑いで逮捕し、22日、検察に送りました。
警察によりますと、調べに対し、夏山容疑者は容疑を否認し、伊藤容疑者は認めているということです。
名古屋市交通局によりますと、夏山容疑者は平成27年から市営地下鉄名城線の車掌を務め、事件当日は午後からの勤務でしたが、体調不良を理由に休暇の取得を申し出ていたということです。
翌日も休みましたが、その後は、ふだんどおり勤務していたということです。
交通局は「警察の捜査状況も見極めながら、厳正に対処していく」としています。
-- NHK NEWS WEB