桜の名所、奈良県の吉野山にあり、おととし事故を起こして以来運休していたロープウエーが、23日から運行を再開することになりました。
奈良県の吉野山とふもとを結ぶ「吉野山ロープウェイ」は現存する国内最古のロープウエーで、「一目千本」と賞される桜を楽しむ観光客など年間およそ16万人が利用してきましたが、おととし4月、ゴンドラが停留場の柵などに衝突する事故を起こし、その後、運休が続いていました。
運営会社が壊れた設備の修理や安全対策を進めた結果、今月行われた運輸局による監査でも安全が確認できたということで、23日から運行を再開することになりました。
ロープウエーの運営会社は「大変迷惑をおかけしましたが、運行再開を桜のシーズンまでに間に合わすことができました。たくさんの人に利用していただき、平成最後となる吉野山の桜を楽しんでもらいたい」としています。
運賃は今後のメンテナンス費用を賄うとして、これまでより値上げし、中学生以上が450円、子どもが230円だということです。
-- NHK NEWS WEB