24日午前、岐阜県高山市の北アルプスの涸沢岳で友人と一緒に登山をしていた58歳の男性がおよそ650メートル下に滑落し、死亡しました。
24日午前8時15分ごろ岐阜県高山市の北アルプスの涸沢岳を登っていた登山グループから「1人が足を滑らせ滑落した」と地元の山岳会を通じて、警察に連絡がありました。
警察によりますと、死亡したのは、高山市の会社員、松本幸靖さん(58)で、標高2700メートル付近の岩場からおよそ650メートル下にある沢に滑落したということです。
警察がヘリコプターで捜索を行い、およそ3時間後に発見しましたが、全身を強く打っていて、すでに亡くなっていたということです。
警察によりますと、松本さんは、23日、登山グループの仲間と合わせて3人で高山市の新穂高から北アルプスに入り、涸沢岳を目指していたということです。
警察は一緒に登っていた仲間に話しを聴き、当時の状況を調べています。涸沢岳は標高3110メートルで、23日は、登山道に雪が残っていて、足場が悪い状態だったということです。
-- NHK NEWS WEB