アメリカの大手IT企業アップルは、スピルバーグ監督やアメリカの人気俳優を起用したオリジナル作品を制作するなどして、この秋からインターネットを使った定額制の動画配信サービスに参入すると発表しました。
アップルは25日、カリフォルニア州クパチーノの本社で、この秋から「アップルTV+」として、定額制の動画配信サービスの事業に参入すると発表しました。
具体的にはスティーブン・スピルバーグ監督のほか、ジェニファー・アニストンさんやリース・ウィザースプーンさんといったアメリカの人気俳優を起用した、ドラマやドキュメンタリーなどのオリジナル作品を手がけるとしています。
100以上の国や地域で見られるということですが、日本を含むかどうかや料金など、具体的な内容は明らかにしませんでした。
ティム・クックCEOは「創造性の力を信じている。すばらしいストーリーは感動を引き起こす」と述べて、作品の制作から作品を鑑賞するための端末まで手がける考えを示しました。
これに先立ちアップルはことし5月から、アプリを使ってさまざまな会社の映画やスポーツの試合なども有料で配信するということです。
また300を超す雑誌や新聞を月額9ドル99セント(およそ1100円)で読み放題にするサービスについても、この日からアメリカなどで始めたことを明らかにしました。
-- NHK NEWS WEB