今月末で廃部となるアイスホッケー、アジアリーグの日本製紙クレインズは、札幌市の企業を中心に複数のスポンサーに支えてもらうクラブチームとしての存続を目指す方針を固めました。
北海道釧路市に拠点を置くクレインズを運営する日本製紙では去年12月の廃部の発表以降、チームの引き受け先として札幌市内の複数の企業と交渉を続けてきました。
しかし年間3億円以上とされている運営費の負担の問題が大きいため、交渉を続けてきた札幌市内の企業のうち1社に運営会社を設立してもらい、複数のスポンサーに支えてもらうクラブチームとしての存続を目指す方針を固めました。
新チームの本拠地については釧路市と札幌市、釧路市と帯広市などダブルフランチャイズ制も視野に運営会社と協議するということです。
クレインズはこの方針を近く選手に伝えたうえで、スポンサーを募る活動を始め、地元 釧路市にも財政的な支援を呼びかける予定です。
新しいチームのアジアリーグ加盟は4月末が申請の期限となっていて、今後は、運営費をまかなえるだけのスポンサーが見つかるかどうかや選手の処遇が焦点となりそうです。
-- NHK NEWS WEB