日本の全面的な支援でインドネシアに初めて作られた地下鉄が、25日から運行を始め、早速家族連れなど多くの人が利用しました。
このうち、首都ジャカルタの中心部にあるブンダランハーイー駅では、地下鉄の乗り心地や窓からの眺めを確かめようと、朝から家族連れやビジネスマンなど多くの人が利用しました。
インドネシアでは初めての地下鉄ということもあり、駅では駅員や警備員が、ホームに描かれた線を目印に電車を待つことや、電車から人が降りてから乗り込むことなどを指導していました。
地下鉄は、1200億円余りの日本の円借款を利用して作られ、ジャカルタの南北に設けられた合わせて13の駅、およそ16キロを結びます。
職場から取引先への移動に利用したという男性は「時間通りに移動できて、とても便利です」と話していました。
地下鉄は、補助金を出す地元政府と運営する会社の間で料金をめぐる調整が遅れている影響で、当面は無料で利用できるということです。
-- NHK NEWS WEB