川崎市の認可外の幼稚園が施設を突然閉鎖し、子どもや保護者に混乱が広がっている問題で、園の幹部が27日夜、川崎市役所を訪れ「この春、入園する子どもが予定の半分ほどになり、経営が成り立たなくなった」などと説明していたことがわかりました。
川崎市川崎区の認可外の幼稚園「A.L.C.貝塚学院」が施設を突然閉鎖した問題では、子どもが通園中や入園を控えている保護者から「園と連絡が取れない」などと川崎市に相談が相次ぎ、混乱が広がっています。
市によりますと、この幼稚園の幹部の女性が27日夜、市の幼児教育担当の部署を訪れ、今回の問題について説明したということです。
幹部は「この4月に入園する子どもが予定の半分ほどしか集まらず、経営が成り立たなくなった」と話し、運営会社が破産の申し立てを行う予定だと伝えたということです。
また在園する子どもはおよそ330人いると説明したということで、川崎市が児童の転園先が見つかるまで継続できるか確認したところ、難しいと答えたと言うことです。
幼稚園は29日、保護者を対象にした説明会を開くとしていて、市は保護者に詳しく説明するよう求めるとともに今後の対応を検討することにしています。
-- NHK NEWS WEB