アメリカのトランプ大統領の長女のイバンカ補佐官は、アメリカでの生産能力の増強を発表したトヨタ自動車の南部ケンタッキー州にある工場を視察し、日本企業による投資拡大の動きを歓迎しました。
これはトランプ政権による雇用創出政策の一環で、ホワイトハウスによりますと、イバンカ補佐官は28日、トヨタのケンタッキー州にある工場を視察しました。
トヨタは今月、7億5000万ドル(日本円で830億円)を投じ、アメリカでの生産能力を増強すると発表し、2021年までのアメリカへの投資額を130億ドルに増やすことになりました。
この決定に対し、イバンカ補佐官はトランプ政権を代表して謝意を示したということで、日本企業によるアメリカへの投資拡大の動きを歓迎しました。
トヨタの生産増強をめぐっては、トランプ大統領もみずからの成果としてたびたびアピールしていますが、日本に対する貿易赤字には引き続き不満を示していて、今後始まる日米の貿易協定の締結に向けた交渉に影響を与えるかどうかは不透明な状況です。
-- NHK NEWS WEB