来月1日の新たな元号の発表に向けて、徳島県内でも対応を急ぐ動きが出ています。このうち、徳島市内の印刷会社では、1日の発表とともに元号の文字を入れ替えてすぐに印刷出来るようパソコン画面でレイアウトの調整などを進めています。
平成に入って書類のデジタル化が進んだものの、行政や金融機関などでは、申込書や契約書といった重要な書類に元号の入った印刷物をいまも多く用いています。
28日は、この会社の営業担当の社員が鳴門市にある企業を訪れ、要望を聞き取っていました。来月1日以降は注文が混み合うことが予想されるため、得意先を回って、急ぎの印刷物は早めに発注するよう呼びかけています。
印刷会社によりますと、改元に合わせて表記を西暦に切り替えたいといった声や、「平成」の文字の上に、新しい元号のシールを貼りつけたいといった要望が寄せられているということです。
印刷会社の横田剛さんは、「印刷物は間違ってはいけないものなので、細心の注意を払って改元が行われる5月1日までに納品できるようスピード感をもって対応したい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB