現金を使わないキャッシュレス決済の普及を図ろうと、プレミアムフライデーの29日、カード会社などが参加してキャッシュレスで買い物をするとポイントを増やすなどのキャンペーンが行われました。
29日は、キャンペーンに合わせて、クレジットカード会社やQRコード決済の事業者など30社が経済産業省に集まり、それぞれブースを設けて決済のデモンストレーションを披露しました。
キャンペーンは、月末の金曜日に、早めの退社を促すプレミアムフライデーに合わせて、午後3時から6時を中心に参加事業者の加盟店で行われ、キャッシュレスで買い物をすると、ポイントを通常よりも多くもらえたり、値引きを受けられたりします。
このうち、都内の飲食店には世耕経済産業大臣が訪れ、腕時計型の端末を店側のタブレットにかざして決済を行いました。
世耕大臣は「プレミアムフライデーとも連携し、キャッシュレス比率を一気に上げていきたい」と話しました。
来月27日からの10連休は、外出する人が増えると見込まれることから、「キャッシュレスウィーク」と銘打って、今回と同じようなキャンペーンが行われる予定です。
また、経済産業省は消費税率の引き上げに伴って、ことし10月から9か月間、キャッシュレス決済のポイント還元を実施し普及を図りたい考えです。
-- NHK NEWS WEB