台湾のホンハイ精密工業の傘下で経営再建中のシャープの労働組合は、ことしの春闘で電機メーカーの労働組合でつくる電機連合の統一交渉から5年連続で離脱する方針を固めました。
ことしの春闘は、経団連が企業に4年連続の賃上げを呼びかけ、電機メーカー各社の労組でつくる電機連合もベースアップに相当する賃上げを求めて統一交渉を行う方針です。
一方で、シャープはホンハイの傘下で経営再建中で、シャープの労働組合として電機連合の要求水準で交渉を行うことは難しいとして、今回も統一交渉から離脱する方針を固めました。
シャープの労働組合が電機連合の統一交渉から離脱するのは5年連続です。
ことしの春闘をめぐっては、アメリカの原子力事業で巨額の損失が明らかになった東芝の労働組合も電機連合の統一交渉から離脱する方針を固めています。
-- NHK NEWS WEB