名古屋市に本社がある居酒屋チェーン店が行った新元号を予想するキャンペーンで、5000を超える応募の中に「令和」を的中させた人がいたことがわかりました。的中させたのは20代の男性で「『令』の字は入れた記憶がありますが、もう一文字に何を書いたか忘れていたほどで、びっくりしています」と話しています。
名古屋市に本社があり、全国で居酒屋チェーンを展開する「ヨシックス」は、2月20日から全国およそ310の店舗で新元号を予想するキャンペーンを行いました。
応募はネットで受け付け、漢字を2文字とも当てると10万円分、1文字だけ当てると1万円分の食事券をプレゼントすることになっていて3月25日までに5500通余りが寄せられていました。
会社によりますと、新元号が発表されてすぐに調べたところ、「令和」を予想した応募が1件あったということです。
株式会社ヨシックスの山田雅治さんは「予想外の応募数に盛り上がりましたが的中する人がいるとは思いませんでした。今後、名前に『令』や『和』の漢字が入っている人を対象に割引キャンペーンを検討します」と話していました。
「令和」を的中させたのは愛知県内に住む20代の男性でNHKの電話取材に対し、「キャンペーンを知って軽い気持ちで応募したので、まさか当たるとは思いませんでした。『令』の字は入れた記憶がありますが、もう一文字に何を書いたか忘れていて、『令和』だと知っても、『へぇ~そうなんだ』と思ったほどです。当たったと知ってびっくりしました」と驚いた様子で語りました。
また、「令」の文字を選んだ理由については「『令』は、法令のように『きまり』などの意味があるので、ルールを守って世の中が平和になってほしいという願いをこめました。また、ローマ字で表記するときに「R」なら、ほかの時代の頭文字とかぶらないのも選んだ理由です」と話しました。
男性には10万円分の食事券が贈られることになっていて、「家族や仕事仲間とどんちゃん騒ぎをしたいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB