健康志向の人たちを中心に、肉を一切使わず、野菜などで作った代替肉が普及するアメリカで、大手ハンバーガーチェーンの「バーガーキング」が代替肉を用いたハンバーガーの販売に乗り出しました。
アメリカの大手ハンバーガーチェーンの「バーガーキング」は1日、代替肉を使ったハンバーガーの販売を始めたと発表し、実際に食べたという人たちの動画を公開しました。
代替肉を開発したのはシリコンバレーに本社があるスタートアップ企業で、パテは大豆やジャガイモのたんぱく質の成分などで作り、脂身もココナッツオイルなどで再現し、すべて植物からできています。
アメリカでは、健康志向の人たちを対象に植物由来の代替肉を開発する企業が増えていて、ほかにもハンバーガーチェーンの「カールスジュニア」など代替肉を活用する動きが広がっています。
「バーガーキング」はまず、中西部のセントルイスの59店舗で導入し、現地メディアによりますと、通常より1ドル以上高い商品の反響がよければ、将来的には全米の7200すべての店舗で売り出すということです。
肉にこだわる大手ハンバーガーチェーンが4月1日に発表したことから、冗談ではないかという見方も出ましたが、会社は「エープリルフールのジョークではない」と強調しています。
-- NHK NEWS WEB