週明け1日のニューヨーク株式市場は、世界経済の先行き懸念が和らいだなどとして買い注文が広がり、ダウ平均株価は先週末に続く大幅な値上がりで2万6000ドルを回復しました。
1日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて329ドル74セント高い、2万6258ドル42セントでした。
2万6000ドルを回復するのは先月1日以来、1か月ぶりです。
この日は、取り引き前に発表された中国とアメリカの経済指標がそれぞれ景気の底堅さを裏付ける内容で、世界経済の先行きに対する懸念が和らいだとして、ITや金融をはじめ幅広い銘柄に買い注文が集まりました。
ダウ平均株価は先週金曜日も200ドル以上値上がりしましたが、2営業日続けての大幅上昇となりました。
また、株価の上昇を受けて原油価格も値上がりし、ニューヨーク原油市場では、国際的な原油取り引きの指標となるWTIの先物価格が1バレル=61ドル台後半と、およそ5か月ぶりの高値をつけました。
市場関係者は「先月までのことし3か月間の株価の伸びも好調で、投資意欲は強い。また、最初の3か月を終えた企業業績にも期待が高まりつつある」と話しています。
-- NHK NEWS WEB