今月末からの10連休を利用して、国内や海外に旅行に出かける人は、大型連休としては過去最高の2460万人に上るという見通しを大手旅行会社がまとめました。
大手旅行会社の「JTB」がまとめた見通しによりますと、今月25日から来月5日までの期間に、国内や海外に旅行に出かける人は、去年の同じ時期よりも30万人多い2467万人に上る見込みです。
これは見通しを公表した昭和44年以降で最も多く、会社では、今月27日から始まる10連休の効果が大きいとしています。
このうち国内旅行に出かける人は2401万人で、北海道や沖縄のほか、皇室ゆかりの伊勢神宮を訪れるツアーが人気だということです。
一方、海外旅行に出かける人は66万2000人で、ヨーロッパ各国やオーストラリアなど長い休みを利用した旅行が増えています。
また、インターネットのアンケートでは、回答したおよそ2000人のうち「期間中に2回以上、旅行に行く」と答えた人が半数を超えたほか、改元にちなんで神社やお寺を旅行先に選ぶ人が目立っているということです。
JTBでは「新元号で迎える初めての大型連休として旅行への意欲が高まり、消費額も過去最高を更新する見通しだ」としています。
-- NHK NEWS WEB