これまでより高速で大容量の通信が可能になる新しい通信規格5Gのサービスが5日から韓国で本格的に始まります。5Gは日本でも早ければことし夏ごろ、一部の地域で試験的に始まる予定で、今後、各国で競争が加速しそうです。
5Gはこれまでの4Gより高速で大容量のデータをやり取りでき、4Kや8Kといった超高画質の動画をすぐにダウンロードできるなどの特徴があります。
韓国では5日からSKテレコム、KT、LGU+の大手通信3社が対応するスマートフォン向けに5Gのサービスを本格的に始めます。
標準的な通信料金は1か月あたり日本円でおよそ5400円から1万2700円の間となっています。
高速で大容量の通信が可能な5Gの特徴を生かし、野球中継をスタンドのさまざまな場所から観戦できたり、韓流アイドルとのデートを疑似体験できたりするコンテンツなどが提供されることになっています。
5Gをめぐっては、アメリカの通信会社が現地の3日から世界初のスマートフォン向けサービスを一部の都市で始めたと主張したのに対し、韓国政府は国内の通信会社が3日夜にアメリカより早くサービスを始めていたと発表するなど、各国で関心が高まっています。
5Gは日本でも早ければことし夏ごろ、一部の地域で試験的に始まる予定で、今後、各国で競争が加速しそうです。
-- NHK NEWS WEB