これまでより高速で大容量の通信が可能になる新しい通信規格、５Ｇのサービスが５日から韓国で本格的に始まりました。大手通信会社の店舗では、大勢が対応するスマートフォンを買い求めてサービスを契約しました。
５Ｇは高速、大容量の通信で、４Ｋや８Ｋといった超高画質の動画をすぐにダウンロードできるなどの特徴があり、日本でも早ければことし夏ごろ、一部の地域で試験的に始まる予定です。
韓国では５日から大手通信３社が５Ｇに対応するスマートフォン向けのサービスを本格的に始めました。
このうちＳＫテレコムのソウルにある直営店の前には朝から大勢が行列を作り、開店と同時にスマートフォンを買い求めてサービスを契約していました。
この店舗では、オリンピック、フィギュアスケートの金メダリスト、キム・ヨナ（金妍兒）さんを招いた記念イベントも行われ、サービス開始を祝いました。
早速、契約した30代の男性は「通信速度がどれぐらい速いのか体験するのが楽しみです。今後、５Ｇを生かしたさまざまなサービスが出てくることを期待しています」と話していました。
５Ｇをめぐっては、アメリカの通信会社が２日前に一部の都市で世界初のスマートフォン向けサービスを始めたと主張しているのに対し、韓国政府は国内の通信会社がアメリカより早くサービスを開始したとコメントを出すなど、各国で関心が高まっています。
-- NHK NEWS WEB
