青森県弘前市のさくらまつりをPRするため、バーチャルアイドル「初音ミク」から派生した「桜ミク」を起用して観光団体が制作したポスターが、大手フリマアプリで転売されていることが分かりました。今月2日には「桜ミク」を表紙に掲載した市の広報誌も出品されていることが分かり、市が転売を控えるよう呼びかけたばかりでした。
今月20日に開幕する「弘前さくらまつり」では、海外でも人気のバーチャルアイドル「初音ミク」から、さくらまつり向けに派生した「桜ミク」を公式応援キャラクターとして起用し、さまざまなPR活動に活用しています。
こうした中、弘前市にある観光団体「弘前観光コンベンション協会」が制作した「桜ミク」のポスターが、先月下旬以降、大手フリマアプリに複数出品され、1枚3000円程度で転売されていることが分かりました。
このポスターは、市内の商店や町内会の掲示板、観光施設などに掲示してもらうため、関係者におよそ1200枚配られたということです。
「桜ミク」を起用したPR活動をめぐっては、弘前市が「桜ミク」を表紙に掲載して発行した広報誌も大手フリマアプリに出品されているのが見つかっており、市は「営利目的での転売はやめてほしい」と呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB